こんにちは!
余計なお世話系Webディレクターの”のてぃ”です。
この記事では、現役Webディレクター目線として「Webディレクターとは」と「Webディレクターのリアルな1日」について解説をしていきます。
これからWebディレクターを目指す方・アシスタントWebディレクターさんの「こんな職種だと思わなかった…」を少しでも払拭できたら嬉しいですし、この記事で私のことを知ってもらい私と仕事をしたいと思ってもらえるきっかけになれたらと思います。
Webディレクターとは
まず、Webディレクターについて簡潔に説明しますと、その名の通り『Web制作の業務をディレクション(進行管理)する』職種です。プロジェクトリーダーや監督・指揮者と表現する人もいますね。
もう少しかみ砕いて説明しますと、お客さんから制作したいWebサイトなどの要望を聞き→制作に関係する様々なスタッフ(デザイナーやエンジニアなど)と連携し→全体の進行管理などを行いながら→Webサイト・Webコンテンツをリリースまで導く制作現場の責任者です。新規コンテンツの制作だけではなく、Webサイトの運用でも同じ役割です。
ちなみに、会社によって呼び方や定義も変わります。
「Webディレクター」の中にWebデザイナー、または「Webデザイナー」の中にWebディレクターを包括して職種を設定している会社もあります。Webディレクターの募集だと思ってエントリーしたのに、「デザインまたはコーディング歴3年以上必須」なんて条件がある求人も。完全分業制の制作会社からデザインやコーディングも多少ディレクターに委ねる制作会社まで様々。転職などの際はご注意ください。
Webディレクターのリアルな1日(例:Web制作会社勤務5年目)
Webディレクターのリアルってどんな感じなの?ということで、実際の1日の流れを「理想的な1日編」と「超リアルな1日編」として紹介したいと思います。制作会社の採用サイトとかのキラキラした視点とは違いますが、嘘はなくリアルな感じに記載しています。
理想的な1日編
まず、採用サイトとかでよく見る理想的なスケジュールを見ていきましょう。いまだに私も出社前はこんな1日を思い描いて出社します。
ある程度の流れとしては間違ってはいなく、予定をたてると大体このような感じになります。おおよその流れはほぼ間違いないのですが、マストの予定以外はこんな綺麗には進みません。
09:30~10:00
1日のマストタスクの確認・メールの確認
10:00~11:00
案件Aの資料をまとめる&デザイナーさんとMTG
11:00~11:30
案件Bのコーディングチェック。お客さんへ報告。
11:30~12:00
案件Cのライターさんへ原稿に関する情報をまとめて連絡
12:00~13:00
オフィス近くでランチ
13:00~15:30
社外で案件Dのクライアントと打ち合わせ
15:30~16:00
社内に戻って打ち合わせの議事録作成
16:00~17:30
案件Cの画面設計
17:30~18:00
案件Aの現状のタスクを整理
18:00~18:30
次の日の自分のタスクの整理
18:30
定時になるので退社
このある程度予測できるタスクの合間に、お客さんから「この修正を至急対応してほしい」orデザイナーさんから「ここの部分で相談したい」orはたまた会社の雑務など、想定外のタスクが発生するのがWebディレクターです。モテモテのディレクターほど予定通りに進む1日なんてありません。
超リアルな1日編
では、予定通りに進まないWebディレクターの超リアルな1日編を見ていきましょう。私の現職での1日も大体こんな感じになっています。
理想スケジュールが破綻した結果です。これがWebディレクターのリアルな1日!
09:30~09:45
先方からのメールで案件Bの不具合が発覚&至急対応依頼
09:45~11:00
案件AのMTGをリスケ。担当エンジニアと案件Bの不具合調査。
11:00~11:30
原因発覚→先方へ現状の共有→エンジニアへ対応の指示。
11:30~12:00
案件Cのライターさんへ原稿に関する情報をまとめて連絡
12:00~13:00
お昼休憩
13:00~15:30
社外で案件Dのクライアントと打ち合わせ
15:30~16:30
案件Bの不具合対応解消の共有を受け確認。
16:30~17:00
案件Bのクライアントへ解消と原因の共有。
17:30~18:00
本来の予定だった案件Bのコーディングチェック。
18:00~19:00
リスケした案件AのデザイナーさんとのMTG
19:00~20:30
案件Dの議事録作成
20:30~21:00
案件Cの画面設計
21:00
退社
Webディレクターってしんどい??楽しい??
現役Webディレクターの「Webディレクターとは」いかがでしたでしょうか。
別の記事で触れようと思いますが、私はWebディレクターはとっっっても辛くてしんどい職種だと思います。私も豆腐メンタルで、ストレス耐性よわよわなので、業務ではしんどいと思うことの方が圧倒的に多いです。何回辞めたいと思ったことか 笑。
でも、チーム全員で一丸となって乗り切ってリリースを迎えたり、お客さんの喜んでる姿を見れたり、好きな担当者にありがとうと言われたりと達成感やプラスの感情が生まれるのも事実です。Webコンテンツに触れるのが楽しいのも本当です。
Web制作の何かしらが好きじゃないと、この仕事はやってられません。Webディレクターになってからでもいいので、この「何かしら」を見つけてください。仕事をする人でもチームでも案件でもなんでもいいと思います。
Webディレクターをこれから目指す方・今アシスタントWebディレクターの方も「こんな業界だと思わなかった」と思うことや理不尽なことをたくさん受けます、きっと。でも、Webが好きなら諦めずにWebディレクターを目指してほしい・無理ない程度に続けて欲しいです。
私が出来ることは少ないかもしれませんが、もしこのブログを見てくれたのであれば一緒に頑張っていきましょー!私もまだまだ新米なので 笑。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!
「Webディレクターに求められるスキル・能力」「こんなWebディレクターは強い」「理不尽編!?Web業界・Web制作会社で大変なこと」という記事に挑戦しようと思います。